薬科部だより
薬科部9月研究会「緩和ケアー明日から使える疼痛管理―」感想文
2010.10.05
新!グループワークでの研究会
薬科部は9月4日、研究会を協会会議室で開催し、医師・薬剤師ら64人が参加した。参加者の感想文を紹介する。
薬科部として初めてグループワーク形式の研究会が、関西労災病院薬剤部長韓秀妃先生を講師にお招きして「緩和ケアー明日から使える疼痛管理―」という演題で開催されました。
グループワーク形式は、医療に貢献できる薬剤師育成への熱い思いを実現するための方法として、韓先生に提案していただいた形式です。一度体験された薬科部世話人代表の滝本桂子先生のご努力もあり、多くの方のご協力をいただき、開催することができました。
はじめに韓先生から緩和ケアについての講演があり、その後8~9人ずつ各職種が入るように配分された班に分かれ、それぞれ進行・記録・作表・発表係を決め、提示された症例に対してどのように対応するのか話し合い、結果を発表しました。痛みに悩む患者さん役は、研究会を共催していただいたヤンセンファーマ(株)のMRのみなさんで、各班に1人ついていただきました。
グループワークは初めての試みで、緩和ケアについてもそれぞれ使用経験の差があり、研究会の時間内では十分な討論ができなかったところもありましたが、病院に勤務している私自身は、普段お話しする機会のない調剤薬局の薬剤師さんや開業されている医師の先生と、医療について共通の目的を持って話し合うという貴重な体験でした。グループワークは職能を高める一つの方法と実感した研究会でした。
【北区・真星病院 薬剤師 松枝 静紀】