薬科部だより
薬科部2月研究会「楽しく元気な褥瘡対策チームをたちあげよう!―明日から役に立つ褥瘡ケアのはなし」感想文
2011.03.15
褥瘡治療の方法・工夫
薬科部は2月19日、神戸協同病院の石川靖二先生を講師に、研究会「楽しく元気な褥瘡対策チームをたちあげよう!―明日から役に立つ褥瘡ケアのはなし」を開催、64人が参加した。参加者の感想文を紹介する。
「肩の凝らない楽しい集まりにしたい」との石川先生のご案内文の通り、最初から最後までぐいぐい引き込まれる、内容たっぷりの楽しいご講演でした。今回参加できてラッキー! 薬科部の会員であって良かった!!と心から思いました。
石川先生の明るいお人柄にも魅了され、褥瘡ケアチームで取り組んでこられた、その手の内をすっかりご披露してくださったことに、参加された多くの先生方も満足されたことと思います。
専門家のいない素人集団から始め、回診を定例化、スキンのトラブルには何でも嫌がらずに回診に行くことで、治療成績がアップしていったこと。褥瘡データベースを作成し画像も含めて症例を蓄積。DESIGNを使っての褥瘡の評価。
きずの治療の常識の昔と今。褥瘡治療にも今のきずの治療の常識を当てはめる。また、褥瘡ができたりポケットになったりするのは、ずれによる応力が問題となり、手当も大切だがマットの選択が重要であること。病的骨突出を判断するためのスケールも手づくりできるツール等もオープンにしてくださいました。
実際に行われている処置の方法や工夫など大いに参考になりました。今後の服薬指導や、薬剤師として在宅に関わる上でも役立てそうです。
【養父市・薬剤師 李 光枝】