薬科部だより
薬科部7月研究会「慢性難治性疼痛に対する薬物療法について」のご案内
2011.05.25
慢性難治性疼痛に対する薬物療法について
日 時 7月9日(土)午後3時45分~6時
※午後3時45分から4時までは共催会社による製品紹介
会 場 兵庫県農業会館11階111号室(JR・阪神「元町駅」東口より南へ徒歩7分)
講 師 神戸大学医学部附属病院麻酔科講師 高雄 由美子 先生
参加費 無 料
共 催 ヤンセンファーマ株式会社
痛みの分類法の1つに、侵害受容性疼痛と神経障害性疼痛に分ける方法があります。神経障害性疼痛は、疼痛の伝達経路の一部が損傷されて起こるため、末梢神経から脊髄や脳といった中枢神経系にいたる幅広い範囲での障害が原因となりえます。神経障害性疼痛は通常の鎮痛剤が効かないことも多く、難治性慢性疼痛の代表的な疾患です。ペインクリニックではこれらの難治性疼痛に対して、神経ブロックと薬物療法、電気刺激療法などでアプローチしていきますが、薬物療法では抗痙攣薬、抗うつ薬、オピオイド、抗不整脈薬、漢方薬など様々な薬剤を使います。
本日は、まず痛みの分類や評価、神経障害性疼痛について説明し、ペインクリニックで実際に行っている治療について薬物療法を中心にご紹介します。皆様の明日からの診療に少しでもお役に立てれば幸いです。 (高雄 記)
お問い合わせ・お申し込みは協会事務局山田・黒木まで TEL078-393-1803