薬科部だより
薬科部3月研究会「カゼと痛みに対応する漢方薬膳」のご案内
2013.03.02
カゼと痛みに対応する漢方薬膳
日 時 3月2日(土)16:00~18:00
会 場 兵庫県農業会館10階101、102号室 (JR・阪神「元町」駅より南へ徒歩7分)
講 師 横浜薬科大学 漢方薬学科 薬学博士 根本 幸夫 教授
参加費 1,000円(協会会員は無料)
我々が日常食べている食物には、生薬としても用いられるほどすぐれた薬効をもつものが多い。例えばクズに発汗作用があり、頭痛・肩こりを治し、カゼ初期の治法として効果がある。ショウガには身体を温め、発汗してカゼを治すとともに冷えて痛みが強くなる神経痛や関節痛に効果がある。これら日常の素材の特性を生かし、食事によって病を治すのが漢方薬膳である。具体的にカゼを例にして薬膳レシピを挙げると、カゼの初期には発汗を促してカゼを治す長ネギとショウガのスープ、冬に多い咽痛を起こすカゼならナシのジュース、胃腸のカゼならウメとショウガのみぞれあんかけうどんなどが考えられる。また漢方薬を服用する際にこれらの薬膳をともに食することで、薬の効果を大きく上げることができるのである。(根本 記)
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