兵庫県保険医協会

私の処方シリーズ
「実地医家による生活習慣病薬剤管理」 

日　時　2014年7月12日（土）午後３時～５時
会　場　兵庫県農業会館10階101・102号室
　　　　　〒650-0024 神戸市中央区海岸通1（ＪＲ・阪神「元町駅」より南へ徒歩7分）
講　師　西宮市・半田医院  院長　半田 伸夫　先生
参加費　500円（会員は無料）

　演者は大学卒業時、フラミンガム研究や久山町研究に深く感銘を受けた。これらの疫学研究から脳心血管疾患など動脈硬化の危険因子という概念が導入された。このうち高血圧、糖尿病、脂質異常症などの疾患に癌と加えて成人病と名付けられ、その後生活習慣病といわれて今日に至っている。いずれにしろ、多因子の原因が関係して生じる重篤な疾病は、その発症を未然に防ぐことが重要である。このためには上記の如き臨床疫学が極めて有用である。演者は卒後そのような研究をしようと思っていた。その一環として高血圧の研究を始め、腎血管性候血圧症の超音波診断で学位を取得し、その後30年以上にわたり頸動脈エコーによる早期動脈硬化の検出と、脳卒中との関係について臨床研究してきた。
　今回は自身のこれまでの研究の結果と、実地医家として13年経過したなかでの経験を通して、降圧薬、糖尿病治療薬、脂質改善薬、抗血栓薬の使用に関しての実際をまとめてみたい。（半田　記）

※お申し込み・お問い合わせは事務局　楠･山田までTEL078-393-1803 E-mail: yamada-t@doc-net.or.jp