薬科部だより
薬科部文化講演会「和食で健康寿命を延ばすには」のお知らせ
2014.09.20
和食で健康寿命を延ばすには
日 時 9月20日(土)午後4時~6時
会 場 保険医協会5階会議室 (JR・阪神元町駅から南へ徒歩約7分)
講 師 武庫川女子大学 国際健康開発研究所 所長 家森 幸男 先生
参加費 500円(会員は無料)
WHOの最新のデータで日本女性の平均寿命は87歳で世界一、男性は8位だが、男女平均でも84歳と世界一となった。問題は健康寿命が平均寿命よりも10年以上も短い事。私共がWHOの協力で世界60地域以上で調べて分かった日本人の長寿の原因は、先進国の中で心臓病の死亡率が最低で、これには、米食を摂り、大豆や魚介類の豊富な摂取が重要であるという事実が24時間尿のイソフラボン、タウリンの排泄量で証明された。その上、“メタボ”の世界中のリスクを下げるのにマグネシウムが重要で、これらの成分は和食に多い。
しかし、和食の二大欠点は、塩分過剰とカルシウムの慢性不足で、これが脳卒中、骨粗鬆症という「寝たきり」の主な原因となっている。この二大欠点を改めるのが大豆食とヨーグルトの上手な利用で、塩分の害を防ぎカルシウムを補える。その上倹約遺伝子をもつ日本人がなり易い糖尿病まで防ぐ力もある可能性が、県民運動の10年の成果などで分かってきた。(家森 記)
※お申し込み・お問い合わせは事務局 楠・山田までTEL078-393-1803 E-mail: yamada-t@doc-net.or.jp