薬科部だより
薬科部4月研究会「期待する治療効果を得るための薬剤の選択」のご案内
2015.04.11
期待する治療効果を得るための薬剤の選択
日 時 2015年4月11日(土)午後4時~6時
会 場 兵庫県保険医協会 第1・2会議室(JR・阪神「元町駅」南へ徒歩7分)
神戸市中央区海岸通1-2-31神戸フコク生命海岸通ビル5階
講 師 静岡県立大学薬学部教授・静岡県立大学大学院薬学研究科教授 並木 徳之 先生
参加費 1,000円(協会会員は無料)
主薬、含有量、ADMEが同じ薬剤であっても、治療効果が異なる薬剤は散見する。治療効果に影響を及ぼす最終的な要因は、服薬アドヒアランスにあると考えられ、なかでも高血圧症、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病の患者は、次なる脳梗塞、心筋梗塞などを惹起することから、服薬アドヒアランスレベルの高低は患者の生死を左右するといっても過言ではないだろう。
しかしながら、例えば脳梗塞患者の服薬アドヒアランスは時間の経過とともに低下する傾向を示し、薬物治療を開始後2年で約40%の患者が服薬不履行となると報告されている。この原因は患者サイドだけではなく薬剤サイドにもあると考えられ、近年、「期待する治療効果を得るための薬剤の選択」、すなわちアドヒアランスレベルにインパクトを与える臨床的機能性をもつ薬剤に対して注目が集まっている。
そこで本講演では、口腔内崩壊錠にフォーカスをあて、その臨床的機能性について解説する。【並木 記】
※お申し込み・お問い合わせは事務局 楠・山田までTEL078-393-1803 E-mail: yamada-t@doc-net.or.jp