兵庫県保険医協会

高齢者によく見かける皮膚疾患 part.2

 

日　時　７月３０日（土）１６時～１８時

会　場　兵庫県農業会館10階101・102（ＪＲ・阪神「元町駅」南へ徒歩7分）

　　　　　〒650-0024 神戸市中央区海岸通1

講　師　尼崎市・皮膚科美川医院　増田 理恵  先生

参加費　500円（協会会員は無料）

 

　高齢者の皮膚は、バリア機能が低下しており、その上弾力性も失われているため、わずかな刺激で皮膚障害を起こし、かつ修復が遅い、高齢者自身の免疫力低下のため感染しやすい、基礎疾患を複数持っている、あるいは多数の薬剤を内服していることが多く治療にも慎重さが要求される、などの特徴があります。

　高齢者の皮膚トラブルに直面する機会が格段に増えているこの時代に、医療に携わっている方々に、できるだけ多くの情報を皮膚科医から発信することは、とても重要と考えます。

　施設で集団発生すると対応が大変な疥癬には、皮膚科医でもすぐに診断できるとは限らない難しさがあります。

水疱症も、時に診断に至るまで長くかかることがありますが、皮疹の丁寧な観察によって、少しでも早く診断できれば、ある程度確立された治療法があります。

　その他、高齢者でよく見られる低温熱傷、慢性創傷、難治性の湿疹病変など、前回(2015年7月)取り上げなかった項目も、症例をご紹介して、治療法や問題点をお話したいと思います。【増田 記】

 

※お申し込み・お問い合わせは事務局　楠･山田までTEL078-393-1803 E-mail: yamada-t@doc-net.or.jp