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薬科部2月研究会「経口抗菌薬の適正使用 -経口抗菌薬の使いどころ-」のご案内

2017.02.25

経口抗菌薬の適正使用 -経口抗菌薬の使いどころ-
 
日 時 2月25日(土)16時~18時
会 場 兵庫県保険医協会 5階会議室(JR・阪神「元町駅」南へ徒歩7分)
講 師 済生会兵庫県病院 薬剤科長 IDCP(抗菌化学療法認定薬剤師)  竹村 敏也 先生
参加費 1,000円(協会会員は無料)
 
 2015年5月、WHO総会で薬剤耐性に関する国際行動計画が採択され、加盟各国に今後2年以内に行動計画を策定するよう要請した。2015年11月、厚労省が薬剤耐性タスクフォースを設置し行動プランを策定した。
 その行動プランは2020年までに経口抗菌薬の使用量をセフェム、キノロン、マクロライド系を50%削減し、薬剤耐性率を大きく下げるとしている。
 この目標達成には、医療関係者に対する抗菌薬適正使用の啓蒙、国民に対しては、発熱即抗菌薬との考えを改める活動が必要である。
 この様な活動の中心となる組織は、医師、薬剤師、臨床検査技師、看護師で構成されるAST(Antimicrobial Stewardship Team)が担うことになる。ASTの中でも特に薬剤師は活動の中心となるよう期待されている。詳細は「抗菌薬の適正使用に向けた8学会提言」を一度ご覧いただきたい。
 経口抗菌薬の中で、最も問題の多い薬剤は、セフェム系抗菌薬であり特にセフカペン ピボキシルは使用量も多く、最も使用量削減が必要な薬剤である。これらの薬剤の共通点として抗菌活性は強いが、吸収率が極めて低く、投与量も少ないため、せっかく高いスペックを持ちながら生かせないことである。
 講演では、感染症治療と他の疾患の治療との違い、感染症治療の流れ、抗菌薬マネージメントの考え方を初心者向けに解説するつもりである。【竹村 記】
 
※お申し込み・お問い合わせは事務局 楠・山田までTEL078-393-1803 E-mail: yamada-t@doc-net.or.jp
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