薬科部だより
薬科部3月研究会「緩和ケアと疼痛管理における臨床推論 ~陥りやすいピットフォール~」のご案内
2017.03.04
緩和ケアと疼痛管理における臨床推論 ~陥りやすいピットフォール~
日 時 3月4日(土)16時~18時
会 場 兵庫県保険医協会6階会議室(JR・阪神「元町駅」南へ徒歩7分)
講 師 医療法人 住友別子病院 薬剤部 矢野 琢也 先生
参加費 1,000円(協会会員は無料)
日本人の2人に1人はがんに罹患し、3人に1人はがんにより死亡する。急速な高齢化や食の欧米化などにより、日本人の死亡原因の1位は「がん」となっている。がんは高血圧や糖尿病といった成人病のように身近な疾患となりつつある。
手術、放射線、化学療法といったがん治療の発展とともに、緩和医療も発展している。海外ではMASCC、日本ではがんサポーティブケア学会といった学会が発足されているように、もうひとつ忘れてはならないのは、がん治療における副作用対策、いわゆる支持療法である。がん治療においても疼痛緩和と同じように治療による有害事象に対するケアを忘れてはならないということである。
前回の薬科部研究会「薬剤師が学ぶ緩和ケアの基礎~緩和ケアにおける薬剤師の視点~」(2016年9月10日)では、緩和ケアの基本的な知識から主に有害事象対策に対する薬剤師としての目の付け所などについてお話させていただいた。今回は前回の内容の復習を交えながら、がん治療における有害事象対策、そして私自身が経験した失敗談についても包み隠さず紹介したいと考えている。基本に忠実であるべきポイントと実際の臨床の現場で陥りやすい落とし穴についてもお伝えしたい。【矢野 記】
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