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薬科部2月研究会「漢方処方の副作用とスコアで分かる気血水」のご案内

2018.02.17

漢方処方の副作用とスコアで分かる気血水
 
日 時 2月17日(土)16時~18時
会 場 兵庫県保険医協会5階会議室 (JR・阪神「元町駅」南へ徒歩7分)
     神戸市中央区海岸通1-2-31神戸フコク生命海岸通ビル5F
講 師 医療法人社団医創会 セレンクリニック神戸 院長   丸 泰司 先生
参加費 1,000円(協会会員は無料)
 
 本講演では 1)漢方薬による副作用とその頻度、注意点、2)気血水の概念とその異常、3)漢方診療の実際(女性に多い微小血管狭心症)についてわかり易くお伝えします。
 本邦では医師の80%以上が漢方薬を処方する一方、漢方専門医は1%未満であり、特にその副作用情報の周知に関しては十分ではありません。黄芩含有方剤による肝機能障害は比較的頻度は高く重症例もあること。黄芩含有方剤においては間質性肺炎の報告もあり、1994年小柴胡湯とインターフェロンの併用が禁止されました。一方、黄芩含有方剤単独での間質性肺炎の頻度は高くありません。近年、山梔子による腸間膜静脈硬化症が報告され、累積投与量と相関が疑われています。柴胡剤あるいは黄芩含有方剤によるアレルギー性膀胱炎が報告されています。
 女性に多いとされる微小血管狭心症は、新しい狭心症の概念でありカルシウム拮抗薬や硝酸薬が有効でない場合も多いとされ、漢方治療が期待される疾患です。【丸 泰司 記】
 
※お問い合わせは協会事務局(TEL 078-393-1840)まで 
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