兵庫県保険医協会

一般医家から見たCOVID-19

日　時　2020年9月5日（土）16 時～
会　場　兵庫県保険医協会５階会議室
　　　　　（神戸フコク生命海岸通ビル、ＪＲ・阪神元町駅南へ徒歩７分）
講　師　西宮市・半田医院 院長　半田 伸夫　先生
参加費　500円（会員無料）
定　員　40人　 ※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、必ず事前にお申し込み下さい

　2019年末から中国武漢で発症したウイルス感染症は、新型コロナウイルスによる呼吸器疾患でCOVID-19と呼ばれる。1月から本邦でも患者が増加し、その後世界的パンデミックとなった。流行地区と考えられた阪神間の住宅地の診療所で行った対応と経過を、2009年新型インフルエンザ時と比較した。結果として、今回対象とした期間である2019年12月から2020年4月までの5か月間に受診した、発熱を伴った呼吸器疾患数は93名であり、2009年の流行期8月から12月までの192名の半数以下であった。政府、地方自治体からの外出自粛の結果、インフルエンザと普通感冒の患者数も激減した。緊急事態宣言解除までの西宮市のCOVID-19患者数は73名で、市人口の0.15%の罹患率、肺炎患者45名、死亡者は5例で7％の罹患者中の致死率、味覚嗅覚障害は8例、11%だった。しかしながら緊急事態宣言解除後に増加し、第２波が到来し8月5日時点では204名である。情報を整理して講演することで、この疾患の理解を深めることができれば幸いである。【半田 記】

※お問い合わせは協会事務局（TEL 078-393-1840）まで
※研究会に参加され、氏名・薬剤師免許番号を含む受講者名簿を公益財団法人日本薬剤師研修センターへ報告することに同意される薬剤師の先生には、同センターの研修受講シール(１点)をお渡しします。