税経部だより
医院経営研究会6月例会 感想文
2011.06.25
<医院経営研究会・閉院準備>
いずれ来る選択のため 早めに見通しを
協会は6月25日、医院経営研究会6月例会「閉院の準備と留意点」を協会会議室で開催。川口稔税理士と日本医業総研の柳尚信氏が講師をつとめ、30人が参加した。参加者の感想文を紹介する。
開院のセミナーは花盛りの感があります。一方、いずれは継承、譲渡、廃業のいずれかを選択すべき時期もやってくるはずですが、これに関する研究会はほとんど行われていませんでした。
開院の時と同じように、これらの手続きや業務を周到にスムーズに運ぶには、あらかじめ準備をしておくことが望ましいと思われます。
川口稔税理士には、氏の経験された事例を中心に諸届け出、従業員に関する諸問題、医業用資産の譲渡貸付、リタイヤ後の生活設計などについて詳説していただきました。
㈱日本医業総研の柳尚信氏には、開業、閉院のコンサルタントとしての見地から、事業承継、第三者への譲渡の際の譲渡金額の決定、医院改装の必要性、保険請求の遡及手続き、スタッフ関連・患者の引き継ぎ関連の諸注意点、さらには契約書の内容についてのアドバイスも頂きました。
生涯現役でありたいと考えている方、そのうち医業から身を引きたいと思っている方、選択は先生の自由です。若いうちから、将来を見据えた事業・生活設計とその実行が望まれます。
【加古川市 A生】