税経部だより
医経研9月例会「円満な遺産分割と相続税対策」感想文
2013.10.15
遺産・相続の注意点ていねいに学んだ
協会は9月21日に医院経営研究会を協会会議室で開催。「円満な遺産分割と相続税対策」をテーマに濱西敏郎税理士が講演を行い、18人が参加した。参加者の感想文を紹介する。
今回は、「円満な遺産分割と相続税対策」と題して、税理士の濱西先生をお迎えして行われました。
2015年1月から相続税や贈与税の大改革が行われますので、ちまたで話題になっています。濱西先生のご講演は、事例説明が少ないのに、とても分かりやすいご講演でした。きっと聴く立場の身になってのご講演だったので、分かりやすく感じたのだと思います。
親族間の骨肉の争い、相続が〝争続〟にならない工夫のお話が印象的です。
遺言書は、公正証書遺言の強いお勧めがありました。自筆証書遺言よりも公正証書遺言のほうが、あとあと問題が起こりにくいと説明がありました。
円満な遺産分割として、生前から相続人間での話し合いの重要性、贈与は相続人に公平に行うことなど、現実に沿ってのまとめが分かりやすかったです。
特に、被相続人の3年前までの贈与には十分気をつけないと、相続の対象となる注意点のお話がきわだって勉強になりました。
宅地と建物の相続税評価も分かりやすかったです。
贈与税に関して、基礎控除1人当たり110万円を利用することや、贈与税の非課税、配偶者控除を利用することや相続税の小規模宅地等の最大限利用のお話も興味深いものでした。教育費の贈与税特例のお話も、とても分かりやすい内容でした。
ご講演後の質疑応答も充実していました。本当は、気持ちが暗くなりやすい話題なのに、冷静な気持ちで拝聴できました。ご講演くださった濱西先生に感謝しています。
医院経営研究会は、毎月実施されていますが、毎回とても興味深い企画です。
1人でも多くの会員に参加していただきたいと思いました。本当にありがとうございました。
【赤穂郡・歯科 白岩 一心】