税経部だより
青色申告研究会感想文
2017.03.05
税務経営部は、2月5日に青色(白色)確定申告研究会を協会会議室で開催。松田正廣税理士が講師を務め、会員ら10人が参加した。岸田登治先生の感想を紹介する。
申告の基礎知識 継承する家族にも
私は約30年前に無床診療所を設立し、近く息子に継承する予定です。この間、私は院長兼事務長兼雑用係の役割で、家内が帳面づけを担当してきました。もちろん税理士さんに記帳は持参して、点検・指導は受けていますが、記帳する人にはある程度の申告に関する基礎知識は必要だと思います。この度、代替わりにあたり、記帳も家内から娘にその仕事を移しますので、娘とともにこの会に参加させていただきました。
どうしても家族間でいろいろ業務の引き継ぎを行うことは、案外難しい問題もあると感じます。やはり専門の先生に一通りの教えを受けることが必要と感じていました。また数年前までは当院は院内処方でしたので、毎年薬剤の棚卸しに際し、期限切れの薬が生じます。記帳はともかくとしてそれらの薬剤をどのように廃棄処分すればよいのかを何人かに質問しましたが、各人の答えはまちまちでした。このような小さな質問にも答えていただくことができて、私にとっても大変有意義な講演会であったと思いました。
また次回機会があれば、息子や娘にはぜひ参加させたいと思っています。講師の松田正廣先生に感謝申し上げます。
なお、当日いただいた「保険医の経営と税務」の冊子は大変役に立つものと思います。
【姫路市 岸田 登治】