兵庫県保険医協会

　税経部は、２月３日に青色（白色）確定申告研究会を開催し、会員、家族ら13人が参加した。税務講師団の大垣恵美税理士が講師を務め、確定申告に必要な知識について講演した。藤本勝利先生の感想を紹介する。

とっても分かりやすい青色確定申告研究会

　数年ぶりに参加しました。当院でお世話になっていた会計事務所の所長の逝去をきっかけに「小規模の歯科医院では歯科専用の会計ソフトを使えば自分で確定申告が行えるのではないか？」と思い、10年ほど前から自分で確定申告を行っています。しかし税制は毎年少しずつ改正が行われているようで、自分に関係する改正点を把握しておく必要があるため時々専門家の話を聞かなくてはなりません。

　私自身は納税協会にも加入しているのでそこから届く月報にも改正点は書かれているのですが、やはり医療機関向けに特化した保険医協会の当研究会は要点が絞られていて非常に明快です。

　平成30年の改正では本人の合計所得金額が１０００万円を超えていると配偶者控除が不適用となるとのこと。また、ふるさと納税の上限額の大まかな計算方法も知ることができました。

　今回の講師の大垣恵美税理士の、ポイントを押えた説明はとても分かりやすく、「参加者が少人数のため質問は進行中も随時受けます」との柔軟な対応もあり、ストレスのない非常に有意義な講習でした。進行がスムーズであったため、研究会が予定終了時刻より早く終わったのも好印象。

　来年も、村の畦焼きと重ならなければ（または天気が悪ければ）ぜひ参加したいと思います。

【小野市・歯科　藤本　勝利】