税経部だより
オンライン資格確認 中医協で経過措置が明らかに
2022.12.23
12月21・23日の中医協総会で、オンライン資格確認義務化について「やむを得ない事情がある保険医療機関・薬局は、期限付きの経過措置を設ける」ことが明らかになりました。
協会では、この結果を受け義務化対象外となる医療機関の拡大等を目指します。1月にも厚労省交渉を行う予定です。引き続き、現場の困難な実態をお知らせください。
主な困難事例 |
対応措置 |
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1 |
ベンダー等の工事が 4月に間に合わない |
→ |
運用開始を23年9月まで延長 ※1 |
2 |
フレッツ光回線が開通していない |
→ |
開通してから6カ月間は猶予 ※2 |
3 |
閉院を予定 |
→ |
24年秋までに閉院を予定していれば義務化対象外 |
4 |
高齢で対応できない |
→ |
70歳以上でレセプト件数が月50件以内であれば義務化対象外 ※3 |
※1 補助金を満額得るためには12月末までにカードリーダーの申込、2月末までにベンダーとの契約が必要となります ※2 フレッツ光のエリア内であっても医療機関に回線が引き込まれておらず、大規模な改修が必要な場合等も「開通していない」とみなされます。この場合であっても2024年4月から運用開始できれば満額の補助金が得られます。 ※3 65~69歳の場合は個別地方厚生局等との相談で義務化対象外となる可能性があります |
上記に該当しない医療機関と「1 ベンダー等の工事が4月に間に合わない」医療機関が、補助金を満額(診療所で上限42.9万円)を受け取るためには、
① 2022年12月末までにカードリーダーの申し込み(方法は下記をご覧ください)
② 2023年2月末までにベンダーとの契約
が必要となります。ベンダーの工事が間に合わない場合でも、2月末までのベンダーとの契約が必要ですので、ご注意ください。
<カードリーダーの申し込み方法>
①「ポータルサイト」への登録 8月と10月に厚労省と支払基金の連名で送付された「アカウント登録案内文書」に記載の仮メールアドレスと仮パスワードが必要です。「アカウント登録案内文書」を紛失された場合にはコールセンター(☎0800-0804583)に連絡し、再発行・再送の申請を行ってください。
②顔認証付きカードリーダーの申込
「ポータルサイト」からカードリーダーの申請を行います(12月31日締切)