政府は10月から消費税率を10%に引き上げようとしています。こうした中「10月消費税10%ストップ!ネットワーク」が発足しました。呼びかけ人には、映画監督の山田洋次氏をはじめ、小説家でタレントの室井佑月氏ら10人が名を連ねています。
全国ネットワークは各地でのネットワーク立ち上げを呼びかけ、これに応え、兵庫県でも商店主や医師、税理士などが呼びかけ人となり、「10月消費税10%ストップ!兵庫県ネットワーク」を立ち上げました。
「10月消費税10%ストップ!兵庫県ネットワーク」は、「消費税増税そのものに反対」という人から「景気がもっとよくなってから」という人までが「10月の消費税増税に反対」という点で一致しようと、幅広い市民に賛同を呼びかけます。
社会保障の財源や財政赤字解消のため消費税増税は必要との意見もあります。しかし、政府の「景気動向指数」は3カ月連続で低下しており、景気後退局面に入ったとする識者もいます。増税は景気を後退させます。
消費税増税を巡っては様々な意見がありますが、10月の消費税増税に反対するという一致点でぜひ、署名とアピール賛同にご協力ください。署名用紙は左からダウンロードできます。アピール賛同も左から行うことができます。
ツイッターを開設しました。内容を順次更新しますので、ぜひフォローをお願いします。
Tweet to @10_stopnethyogo Follow @10_stopnethyogo中央団体である「10月消費税10%ストップ!ネットワーク」は9月12日、「10月消費税10%ストップ!国会内集会」を東京で開きます。現在、各地で取り組まれている署名は、ここに集約します。兵庫からもぜひご参加ください。
と き 9月12日(木)午後1時30分~2時30分(国会内集会後、15時30分より日比谷公園から増税中止を求めるデモ・1時間程度)
ところ 東京・衆議院第2議員会館 多目的会議室(集会終了後、各自で日比谷公園に移動、中幸門に集合してください)
「9・5 元町大丸前宣伝行動」を行います。多くの方に消費税増税ストップを訴える機会です。ぜひ、ご協力ください。
と き 9月5日(土)午後1時~2時
ところ 神戸・元町大丸前
10月からの消費税率の10%への引き上げをストップさせようと、「10月消費税10%ストップ!兵庫県ネットワーク」は8月24日、元町・大丸前で街頭宣伝を行い、構成する7団体から24人が参加し、通行人に「2019年10月からの消費税10%中止を求める」請願署名への協力を呼びかけ、60筆の署名が集まりました。
参加者は「消費税は導入以後の税収が372兆円だったが、これらは法人税や所得税の減税で消えてしまい、社会保障の充実には回らなかった。消費税は、収入の少ない人ほど負担率が高く、所得再分配を目的とする社会保障にそぐわない税制だ」などと訴え、兵庫県保険医協会の武村義人副理事長は「消費税をストップさせるには、臨時国会を開会させ、議論の中で、この経済情勢下での消費税増税に反対という意見を高めなければならない。そのために、多くの署名を提出し、増税反対の世論を示そう。9月12日に、私が国会議員へ手渡すので、ご協力をお願いしたい」と訴えました。
宣伝には桜井周衆議院議員から消費税増税反対のメッセージが寄せられました。
「9・4 各地一斉宣伝」を行います。県下各地24カ所で宣伝を行います。多くの方に消費税増税ストップを訴える機会です。ぜひ、ご協力ください。
と き 9月4日(水)
ところ
川西 川西能勢口 9:30~10:30
伊丹 阪急伊丹 16:00~17:00
尼崎 阪急塚口 18:00~19:00
西宮 阪急西宮北口 17:00~18:00
宝塚 小林イズミヤ前 18:00~19:00
芦屋 JR芦屋 18:00~19:00
三田 JR三田駅2階通路 17:00~18:00
東灘 JR住吉駅山側 16:00~17:00
灘 JR六甲道駅 18:00~19:00
中央区 三宮・交通センタービル前 18:00~19:00
中央区 JR元町駅東口 16:00~17:00
中央区 JR神戸駅北 17:00~18:00
兵庫区 ハートフル湊川 17:00~18:00
長田区 JR新長田ピフレ前 18:00~19:00
須磨区 板宿本通au前 16:00~17:00
垂水区 JR垂水駅前 11:00~12:00
北区 鈴蘭台駅前 18:00~19:00
西区 西神中央駅 16:00~17:00
明石市 JR明石駅 18:00~19:00
加古川市 JR加古川駅 18:00~19:00
高砂市 山電高砂駅前 18:00~19:00
姫路市 JR姫路ピオレ前 18:00~19:00
洲本市 洲本イオン前 17:00~18:00
豊岡市 豊岡アイティ前 18:00~19:00
「8・24 元町大丸前宣伝行動」を行います。多くの方に消費税増税ストップを訴える機会です。ぜひ、ご協力ください。
と き 8月24日(土)午後1時~2時
ところ 神戸・元町大丸前
10月に予定されている消費税10%への増税を中止させるため、「10月消費税10%ストップ!兵庫県ネットワーク」は「国に対し、消費税増税中止を要請する意見書提出を求める請願」の採択を求める運動に取り組みました。6月議会で兵庫県議会と神戸市議会に請願を提出しましたが、共に不採択となりました。
「10月消費税10%ストップ!兵庫県ネットワーク」は深刻な消費不況、実質賃金の落ち込みや生活苦による就業者増などの実態が明らかとなる中、消費税引き上げの根拠は総崩れとなっており、今年10月の消費税増税中止を国に要望するよう各自治体に求めたものです。
県議会では、請願は、共産党の入江次郎議員が紹介議員となり、6月24日の総務常任委員会で請願が審議されました。共産党の庄本えつこ議員が採択を主張しましたが、自民・公明・維新の会・ひょうご県民連合(旧民主党県民連合)・中島かおり議員(無所属)が不採択を主張し、不採択となりました。
委員会審議では庄本議員が「消費税は逆進性が高く、弱者をより弱者に、強者をより強者にする不公平な税制です。さらに5%から8%に増税されましたが、社会保障は充実するどころか後退しており、消費税が社会保障になど回っていないことは明らかです。消費税増税を行わなくても大企業の法人税率を中小企業並みに引き上げるなどで十分対応可能であり、これは市民連合と5野党・会派が合意した『共通政策』でも、『2019年10月に予定されている消費税率引き上げを中止し、所得、資産、法人の各分野における総合的な税制の公平化を図ること』との内容で合意しています。また、維新の会も消費税増税凍結を主張しています。他の会派も採択を主張してほしい」と訴えました。
一方、自民・公明・中島議員は、「消費税増税は社会保障費の確保、少子化対策のため必要不可欠」「全世代型社会保障改革と軽減税率を導入するなどにより低所得者対策を行っている」などとし、不採択を主張しました。維新の会は「議員定数の削減などによる歳出改革とともに、一般国民の負担も一定必要だ。請願の趣旨に賛同できない」などと主張し、ひょうご県民連合も「消費税には不備があることは認めるが、社会保障財源として必要不可欠」として、不採択を主張し、採決の結果不採択となりました。
同請願は6月25日の本会議でも審議され、採決では共産党・丸尾まき議員(無所属)は採択に賛成しましたが、他の議員が反対し、不採択となりました。
市議会では、請願は共産党の今井まさこ議員、会派「つなぐ」のあわはら富夫議員が紹介議員となり、6月26日の総務財政委員会で審議されました。共産党とつなぐが採択を主張しましたが、自民・公明・維新の会・こうべ市民連合・平野章三議員(無所属)が不採択を主張し、不採択となりました。
委員会審議では、共産党の松本のりこ議員が「深刻な消費不況が続く中で消費増税は景気をより冷え込ませることとなり、地域経済の疲弊に拍車をかけることとなりありえない。消費増税には過半数の国民も反対しています。軍事費を削り社会保障に回すべきです」と訴えました。つなぐの高橋ひでのり議員も「消費税はより景気を悪化させる。消費税増税中止には賛成だ」として採択を求めました。
一方、自民・公明・平野議員は「社会保障の充実に充てるために必要不可欠」として不採択を主張。維新の会は「消費税増税中止にいたるまでのプロセスが違う」ため不採択を主張しました。こうべ市民連合の池田りんたろう議員(立憲民主党)は「請願趣旨に一部賛同しかねる点がある」として不採択を主張し、不採択となりました。
7月1日に行われた本会議でも請願が審議されました。共産党、「つなぐ」、共創・国民民主が請願の採択に賛成したものの、他の議員が反対したため、不採択となりました。
消費税増税により県民生活にどのような影響を及ぼすのか検討しようとせず、「社会保障財源のため必要不可欠」として他の財源を検討せずに請願を採択しない各会派の態度は問題です。
「10月消費税ストップ!兵庫県ネットワーク」は、署名運動や国会議員への要請などで10月消費税増税中止を引き続き訴えていきます。
「7・20 元町大丸前宣伝行動」を行います。多くの方に消費税増税ストップを訴える機会です。ぜひ、ご協力ください。
と き 7月20日(土)午後1時~2時
ところ 神戸・元町大丸前
参議院選挙を前に、10月に予定されている消費税率10%への引き上げを止めようと、「10月消費税10%ストップ!兵庫県ネットワーク」は6月22日、JR元町駅東口で街頭宣伝を行いました。構成する8団体から25人が参加し、「2019年10月からの消費税10%中止を求める」請願署名への協力を呼びかけました。
桜井周衆議院議員と金田峰雄日本共産党国会議員団兵庫事務所長から連帯のメッセージが寄せられました。
兵庫県保険医協会の川西敏雄副理事長は、「消費税は弱きを挫き強きを助ける最悪の税金だ。消費税導入以来、税率は上がりつづけ、私たちの負担は重くなったが、その分、法人税・所得税収が減っており、大企業や富裕層の負担が減っている。政府は消費税は社会保障の充実のために使う、というが、医療でも患者さんの負担はどんどん重くなっている。参議院選挙後には、後期高齢者の窓口負担倍加など、さらなる負担増まで予定されている。増税は決して許してはならない」などと訴え、署名への協力を求めました。蒸し暑い中でしたが、呼びかけに応じて次々と通行人が署名に応じ、44筆が集まりました。
「10月消費税10%ストップ!兵庫県ネットワーク」は兵庫県社会保障推進協議会と共催で参議院議員選挙での争点となる消費税10%引き上げの問題点について学ぶ「市民公開学習会」を、6月15日、神戸市勤労会館で開催しました。ジャーナリストで「10月消費税10%ストップ!ネットワーク」呼びかけ人の一人である齋藤貴男氏が「消費税10%で社会保障、憲法、私たちの未来は」をテーマに講演し、市民ら82人が参加しました。
齋藤氏は、「消費税は常に弱い立場の者がより多く負担させられる不公平極まりない税制であり、税制の基本である応能原則に反しており、私は将来的に廃止すべきだと考えている」との考えを示しながら、今年10月の消費税増税の問題点を指摘しました。
消費税は、5%から8%への増税時にも社会保障充実が目的だとされてきましたが、実際に行われたのは社会保障の削減であり、増税分は法人税、所得税の減税分の穴埋めに使われてきたことをデータを元に明らかにしました。その上で、消費税率は北欧モデル並みに引き上げようとしていますが、社会保障改革で狙っているのは、米国のような低福祉国家であり、狂気じみていると語りました。
消費税増税となると、価格に消費税分を転嫁せざるを得なくなりますが、中小零細企業や自営業者は他社との競争上や、元請けと下請けの力関係などから、増税分の値上げなど現実的には許されないため、廃業か倒産に追い込まれていくこことなります。一方、輸出大企業は消費税を納税するどころか、仕入れにかかった消費税は「輸出戻し税」という形で政府から「還付金」を受け取るなどしており、「強者はより強者に、弱者はより弱者となる不公平な税制だ」と問題点を指摘しました。
最後に齋藤氏は消費税増税とあわせキャッシュレス決済、マイナンバーの普及が進められていることに対し、全てがマイナンバーやGPSなどとひも付られ、監視社会につながっていくと警鐘をなりし、「10月増税をまず中止させ、改めて税のあり方、社会保障財源について、国民全体で議論していく必要がある」と訴えました。
学習会終了後には、「兵庫県ネットワーク」から「10月消費税10%ストップ!アピール」への賛同、署名への協力、街頭宣伝への参加、自治体請願、SNSで情報発信等の行動提起がなされました。
消費税増税中止へ力合わそう−−。全国団体である「10月消費税10%ストップ!ネットワーク」が主催する「消費税いま上げるべきではない 5・24中央集会」が5月24日、東京・日比谷野外音楽堂で開催され、全国から1500人が参加しました。兵庫協会からは、各団体より多くの方が参加し、リレートークでは吉田静雄先生(尼崎中央病院会長・元全日本病院協会監事)が、病院経営者の立場から消費税に反対する主旨の発言をしました。参加者は、10月の消費税増税に反対するアピールを採択した後、東京駅までパレードしました。
吉田先生は、医療機関の控除対象外消費税問題(損税問題)の解決へ向け、県民間病院協会役員として損税分の賠償を国に求める訴訟に取り組みました。その後、協会とともに、日医や健保連などの医療団体との懇談を実施するなど、精力的に活動しています。
集会で吉田先生は、「10月消費税10%ストップ!兵庫県ネットワーク」を代表して発言。医療は非課税のため患者の窓口負担に消費税はかからないとされ、医療機関は仕入れ等にかかった消費税を負担させられている一方で、政府は診療報酬に消費税増税分が上乗せされているとして医療機関が発行する領収書に「医療費には消費税が反映されています」との文言が記載されていることを紹介。国が主張する「医療は非課税」は国民をだますためのごまかしであると痛烈に批判しました。そして、医療機関の損税をさらに拡大させる10%への消費税増税は論外であり、5%へ引き下げるべきだと訴えました。
集会では、有田芳生参議院議員(立憲民主)、日吉雄太衆議院議員(国民民主)、小池晃参議院議員(共産)の各氏が出席し、順番にあいさつ。安倍政権による消費税増税は社会保障を充実させるものではなく、景気を悪化させるものでありすぐに中止させなければならないと訴えました。
集会終了後に参加者は、道行く市民に10月の消費税増税中止を訴えながら、東京駅までパレードしました。集会開始前には、国会議員への要請も実施。川西副理事長が議員会館で、兵庫県選出の各議員に対し、消費税増税を中止するよう、要請しました。
「6・22 元町大丸前宣伝行動」を行います。多くの方に消費税増税ストップを訴える機会です。ぜひ、ご協力ください。
と き 6月22日(土)午後1時~2時
ところ 神戸・元町大丸前
10月に予定されている消費税増税を前に、消費税増税が暮らしと社会保障に与える問題点を学習し、10%増税ストップを実現するため、兵庫県社会保障推進協議会との共催で、「公開学習会」を開催します。「10月消費税10%ストップ!ネットワーク」呼びかけ人で、ジャーナリストの斎藤貴男氏に「消費税10%で社会保障、憲法、私たちの未来は-国政選挙目前・増税で殺されるのはだれ?中止はできる!-」と題しご講演いただきます。ぜひ、ご参加ください。
と き 6月15日(土)午後1時30分~15時15分
ところ 神戸市勤労会館405・406号室
[PDF] 10月消費税10%ストップ!兵庫県ネットワーク 公開学習会 チラシ
「消費税10%で社会保障、憲法、私たちの未来は」
「10月消費税10%ストップ!兵庫県ネットワーク」に加盟する新日本婦人の会兵庫支部は6月1日、ハートフル前で宣伝行動を行いました。「消費税が上がらないように頑張ってください」「暑いのにご苦労さま」など、声をかけていただきました。30分ほどでしたが、署名が20筆集まりました。
「10月消費税10%ストップ!兵庫県ネットワーク」に加盟する新日本婦人の会長田支部は6月1日、食遊館前で宣伝行動を行いました。自転車に乗っていた男性が止まって「安倍はアカン!早くやめてもらいたい」70代ぐらいの女性は「10%なんてとんでもない!もう生活できなくなる!」「生活が大変だから娘のところにいるけど、迷惑かけて申し訳ない」と署名。消費税10%中止署名が25筆、安倍改憲ノー署名が18筆集まりました。
「10月消費税10%ストップ!兵庫県ネットワーク」は5月25日、元町・大丸前で街頭宣伝を行いました。構成する8団体から21人が参加し、桜井周衆議院議員(立憲民主)も宣伝に駆けつけました。参加者がそれぞれマイクを握り、「2019年10月からの消費税10%中止を求める」請願署名への協力を呼びかけ、31筆の署名が集まりました。
桜井議員は消費税増税について、「現在の景気は後退局面にあると考えられている。その中で増税を強行すると国内消費に多大な影響を与え、国内の景気が冷えこむであろうことは財務省や経産省も分かっている。しかし安倍政権は、現状のままで行けば選挙に勝利できると踏んでおり、衆参ダブル選挙の強行も視野に入れている。経済を破壊する消費税増税を止めるために、全力で増税反対を国会で訴え、選挙で安倍政権を敗北に追い込もう」と訴えました。
兵庫県保険医協会の武村義人副理事長は「これまで消費税は社会保障拡充を口実に8%まで引き上げられてきたが、実際には法人税や所得税の減税の穴埋めに使われており、社会保障拡充にはほど遠い。そもそも収入の少ない人ほど負担率が高いという逆進性も問題であり、所得再分配を目的とする社会保障の精神に反する税金である。夏の参院選後には後期高齢者の窓口負担2倍化などの医療改悪も計画されている。参院選で安倍政権に『社会保障改悪と消費税増税はノー』の審判を下すことこそ重要だ」と訴えました。
「10月消費税10%ストップ!兵庫県ネットワーク」は5月9日、神戸市内で学習会「いま、消費税を上げる時ではない~税の取り方、使い道を考える~」を開催。「消費増税中止要求に勝算あり!」と題して神戸大学名誉教授の二宮厚美氏が講演し、医師・歯科医師、市民ら約100人が参加しました。
講演で二宮氏は、自民党の萩生田光一幹事長代行が4月20日に「日本銀行の短観の結果次第では増税延期もありうる」と示唆した発言について、安倍政権は消費税増税中止の世論の高まりを政権の命取りと恐れており、世論によって増税中止への展望が広がると解説しました。夏の参院選では、世論の高まりと、野党共闘の前進が安倍政権を倒す鍵となるとしました。
二宮氏は消費税について、国民の消費が伸び悩む中で、消費税増税を行えば、経済はさらに縮小するとし、「消費税ノー」の声をもっと国民の中に広げていくことが必要だとしました。政府が張り巡らせている増税対策についても、軽減税率の導入による実質消費税率の複雑化やインボイス導入により、中小企業や小規模事業者の営業が脅かされると指摘しました。
「社会保障のために使われるのであれば消費税増税はやむを得ない」という考えに対しては、最低生活費にも賦課される消費税は、最低生活費非課税の原則に反し、憲法25条の生存権を侵害する憲法違反の税制であり、社会保障の精神に反するものだと説明。2012年から消費税の社会保障目的税化が始まったことについては、政府が、消費税増税による増収がない限り、社会保障の予算を増やさない構造を作っているとし、消費税増税が社会保障を圧縮するためのごまかしとする政権のたくらみをつまびらかにしました。
最後に二宮氏は、安倍政権が狙っている憲法改悪について、消費税増税と憲法改悪という二つの悪政を食い止めるには、この夏の参院選が勝負であるとしました。これらを中止するには、野党共闘で安倍政権を追い詰めることが重要だとして、7月の参議院選挙に向けて、安倍政権による改憲ノー、今年10月の消費税増税は中止の一致点で野党が協力すること、安倍政権の補完勢力である維新の正体を広く知らしめることが重要だと訴えました。
学習会では、兵庫県保険医協会の西山裕康理事長が開会あいさつ。消費税増税により医院の経営が困難になり、安全で質の高い医療を患者さんに提供できなくなる恐れすら出てくるなどと訴えました。
講演終了後には、農業従事者、自営業者、労働組合などの各分野から、消費税増税反対への決意表明がなされました。
「5・25 元町大丸前宣伝行動」を行います。多くの方に消費税増税ストップを訴える機会です。ぜひ、ご協力ください。
と き 5月25日(土)午後1時~2時
ところ 神戸・元町大丸前
10月からの消費税率の10%への引き上げをストップさせようと、「10月消費税10%ストップ!兵庫県ネットワーク」は4月13日、元町・大丸前で街頭宣伝を行いました。構成する11団体から43人が参加し、「2019年10月からの消費税10%中止を求める」請願署名への協力を呼びかけました。
同ネットワーク呼びかけ人の西山裕康兵庫県保険医協会理事長は「消費税は、法人税減税や所得税収減の穴埋めに使われてきて、社会保障の充実には使われていないのが現状だ。さらに消費税は収入の少ない人ほど負担率の高い不公平な税制だ。このまま消費税を上げられれば地域経済はさらに疲弊し、国民経済は大変な悪影響を受けることになる。医療機関にとっても、県内の病院では、1病院あたり年間平均3000万円もの消費税負担があるが、医療機器などの購入の際に支払った消費税は制度上、患者さんに負担してもらえない。これ以上税率が上がれば、最新の設備や医療機器を導入できず、安全で質の高い医療を患者さんに提供できなくなる恐れすら出てくる。消費税増税は今からでも止められる。ぜひ署名にご協力を」などと通行人に訴え、77筆の署名が集まりました。
消費税が導入されて30年目を迎える2019年4月1日、「10月消費税10%ストップ!兵庫県ネットワーク」を立ち上げました。立ち上げて初めての行動として、「4・13 元町大丸前宣伝行動」を行います。多くの方に消費税増税ストップを訴える機会です。ぜひ、ご協力ください。
と き 4月13日(土)午後1時~2時
ところ 神戸・元町大丸前
景気悪化を招き、低所得者ほど負担が重い消費税。このまま税率が引き上げられれば、地域経済をさらに疲弊させ、国民生活は大変な影響を受けることになります。増税中止の審判を下す参議院議員選挙は目前です。二宮厚美神戸大学名誉教授の講演で税をとりまく情勢を学びましょう。ぜひ、ご参加ください。
と き 5月9日(木)午後6時30分~20時30分
ところ 神戸市勤労会館7階大ホール
[PDF] 10月消費税10%ストップ!兵庫県ネットワーク 学習会 チラシ
「いま、消費税を上げる時ではない」~税の取り方、使い道を考える...