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【抗議声明】40年を超えた高浜原発1・2号機における 運転延長の法的手続きの緩和に抗議

2016.04.09

2016年4月9日


40年を超えた高浜原発1・2号機における

運転延長の法的手続きの緩和に抗議する   

  兵庫県保険医協会

第1036回理事会

 原子力規制委員会は3月23日、関西電力高浜原発1・2号機について、今年7月7日が期限となっている、原則40年とされる運転期間を延長するための要件である重要施設の耐震性を確かめる試験を期限後に先送りにすることを決めた。高浜原発1・2号機の延長稼働につながる決定である。

 そもそも「原子力発電所は運転開始から原則40年で廃炉に」というルールは、放射線により原子炉圧力容器が劣化し、危険だとの理由で定められたものである。40年を超えての再稼働はそもそも認められないし、その上で延長するための要件を緩和するなど、到底許されるものではない。

 いのちと健康をまもる医療者として、事故による放射能汚染の危険性を内包し、安定処分できない危険な核廃棄物を出し続ける原子力発電所の新設、増設、再稼働を到底容認することはできない。原子力規制委員会は要件緩和を撤回し、政府・関西電力は高浜原発1・2号機の再稼働を断念し、今すぐ廃炉にするよう強く求める。